文学碑を正面から大きく写真を撮りたかったんだけど、光の具合で、自分の影が思いっ切り入ってしまうため。こんな感じの撮影が限界でした。
ピカピカと光沢のある石碑は、自分自身の影が映りこんでしまうので、写真を撮るのが難しいですね。
西脇順三郎は、1894年(明治27年)1月、新潟県小千谷市で生まれました。少年時代から絵が好きで、将来は画家になることを目指し、17歳で中学を卒業すると、上京して藤島武二や黒田清輝らを訪ねます。
しかし、父親の急死などの事情で画家への道を断念し、慶應義塾大学へと進学しました。さらにオックスフォード大学へ留学しました。留学中には再び絵筆を握る傍ら、1925年(大正14年)、英文詩集『Spectrum』を刊行しました。
慶應義塾大学文学部教授に就任し、新しいヨーロッパ文学の豊富な知識を背景に、『三田文学』や『詩と詩論』を通じて、目覚ましい批判活動を展開しました。終世に渡って「眼の詩人」、「視覚の詩人」と呼ばれましたが、その根底には少年時代に目指していた画家への夢がありました。 |