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観音崎隧道


観音崎隧道

バス停観音崎下車 徒歩5分
地図
観音崎隧道
観音崎隧道

 トンネルが見えてきた。オラの家も近い・・・
 観音崎公園内の砲台跡を見て回っていると、異世界に来たかのような錯覚に陥るため。こうした自動車も走る一般道に出ると、ちょっとホッとします。
三浦半島観光地図:横須賀市鴨居・観音崎公園
三浦半島観光地図:横須賀市鴨居・三軒家砲台跡
三浦半島観光地図:横須賀市鴨居・北門第一砲台跡
 戻ってくることができたーっていう気分になります。
 観音崎公園は多くの砲台が設置された要塞だったため、多数のトンネルが存在します。そういったトンネルが、いつ造られたのか、何のために造られたのかといった情報は。実は残っていなかったりします。
 軍事機密ということで、文書として残しておくことはなかったみたいです。横須賀市内には戦争を後世に伝えるような遺構がたくさんありますが、資料が存在せず、わかっていないので、PRすることもできないようです。

写真撮影:2008年08月15日

観音崎隧道

バス停観音崎下車 徒歩5分
観音崎隧道
観音崎隧道

 レンガ造りのアーチが美しいトンネル、観音崎隧道です。新しく改修されているので、観音崎公園内のレンガ造りの建築物とは、だいぶ雰囲気も異なりますね。
 トンネルの上は、観音崎公園です。壁面に生えているツタを登って行けば、観音崎公園に行くことができるかもしれない。逆に、観音崎公園から人が落ちてきたりとかしないのかな?
 1885年(明治18年)、砲台などの軍事施設を建設するために造られたトンネルだと言われています。横須賀市内では、かなり古いトンネルになります。
 その後、改修され、現在の形となりました。
 ただ、このトンネルが、本当に明治時代に造られたトンネルなのか、詳しいことは良くわかりません。自治体でも地元の歴史を記録し、刊行物として出版したりしますが。資料そのものがないのと、当時の人に聞いても、軍事機密だから答えられないと言われてしまうので、詳細なことはわからないままのものが多いようです。

写真撮影:2008年08月15日

観音崎隧道

バス停観音崎下車 徒歩5分
観音崎隧道
観音崎隧道

 トンネルの中はコンクリート製で、レンガは使われていません。トンネル内もレンガで造られていたら、オシャレなトンネルになるんだけどなー。維持管理が大変そうだけど。
 県道にある2本のトンネルは、「鴨居隧道」といいます。今回は通らなかったので、機会があったら行ってみたいと思います。
三浦半島観光地図:横須賀市鴨居・鴨居隧道
 この他にも、観音崎公園内には、素掘りのトンネルで、江戸時代に造られた観音崎の浜辺の隧道。北門第三砲台への通路として明治時代に作られた、レンガ造りの28サンチ砲台への隧道などがあります。
 隧道の名前が正式名称かどうかはわかりませんが、観光パンフレット『横須賀トンネルマップ』に書かれてあります。

写真撮影:2008年08月15日

観音崎隧道

バス停観音崎下車 徒歩5分
観音崎隧道
観音崎隧道

 観音崎海岸側から撮影した、観音崎隧道。
 こちら側も、レンガ造りです。レンガはフランス積みや、イギリス摘みではなく、長手積みです。レンガで造られたトンネルというわけではなく、化粧石として、コンクリートの表面にレンガが並べられているだけです。
 レンガは地震に弱いので、関東大震災以降は、次第に使われなくなっていきました。地震の多い日本には、レンガ建築は合わないですね。
 カーブの途中で、傾斜もあるので、自動車のスピードが出過ぎないように、ガタガタ道に造られています。このガタガタ道舗装って、カーブしている場所にあるけど、タイヤが滑ってしまうので、かえって危ないですよね?スピードを落とすのが目的なので、カーブの手前に設置するべきだと思うのですが・・・

写真撮影:2008年08月15日

観音崎隧道

バス停観音崎下車 徒歩5分
観音崎隧道
観音崎隧道

 観音崎隧道の説明版です。正真正銘、観音崎隧道です。
 1972年(昭和47年)3月に造られました。長さは143.6m、幅は9.5m。施工は日産建設株式会社です。
 日産っていうくらいだから、日産自動車系列の会社なのかなって思ってしまいますが。日立造船系列の会社になります。写真を撮影した2008年には、すでに倒産しております。

写真撮影:2008年08月15日
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