ここが本堂だと思っていたので、違う角度からも写真を撮っておきました。
「海難よけの観音様」として信仰されていた観音様が祀られています。
江戸時代の初期、西浦賀紺屋町にあった淡路屋治兵衛の回船が上方から荷物を積んで浦賀に 向かっている時、時化に遭遇し、船が沈みそうなりました。船頭はじめ乗組員たちは、日頃から信仰する観音様に助けを求めていると、不思議なことに船の舳先に観音様が出現し、海は穏やかになりました。船頭や乗組員は、観音様が自分たちの命を救ってくれたとして、浦賀に入港すると東福寺に観音像を安置しました。
この観音菩薩は三浦三十三観音の十三番札所になっています。
かつて観音堂脇に湧いていた水は「甘露水」といわれた良い水でした。
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