たぶんこの場所だと思うんだけど、説明看板も何もないので間違えていたりすることがあるかもしれないです。地図で確認した時はココだったんですが、すでに崖崩れ防止のコンクリートが張られていました。
昭和41年、京急の建設のために山を切り崩したとき、偶然に発見された貝の化石床です。
関東ローム層の下、高さ15m、幅65mに及びます。35万年前〜10万年前にできた地層で、比較的新しい未固結の地層です。
地層事典:関東ローム層
相模層群の宮田層と呼ばれる洪積世の地層の中から、50万年前(宮田層の出来た時期と違うので資料が間違っていたのかも)のものと思われる貝化石が産出されました。二枚貝が116種、巻き貝187種、角貝8種、腕足貝9種の化石が発見されました。南方系の貝と北方系の貝が含まれますが、北方系の貝はこの地のもので、南方系の貝は崖の上の暖流にさらされた場所に生息していたものと考えられます。貝化石は露頭の下半部に含まれていました。
地層事典:相模層群
欠けた貝や摩耗した貝が多いため、死んだ貝が海水の流れによって、このあたりに堆積したものと考えられています。
三浦半島では珍しい地層のため、横須賀市自然・人文博物館に展示されています。
三浦半島観光地図:横須賀市深田台・横須賀市自然・人文博物館
長井の宮田層からは、ナウマンゾウの化石が発見されています。上宮田小学校の崖地では、イタヤガイなどの化石も発見されています。
|