ユスラウメ栽培-2008年04月23日-

[和名・種類]

ユスラウメ

[学名]

Prunus tomentosa

[英名]

Downy cherry

[名前の由来]

梅桜、山桜桃。

[分布]

中国原産

[科名]

バラ科サクラ属

[花色]

白色

[花期]

４月

[特徴・解説]

　中国原産の落葉低木です。
　高さは3m〜4mになります。側芽が３個並び、中央は葉芽、両脇が花芽になります。
　葉は長さ4cm〜7cmの倒卵形です。葉表には細い毛があり、葉裏には脈上にわずかに毛があり、単鋸歯の鋸歯があります。
　花は白色〜淡紅色で、直径1.5cm〜2cmです。
　果実は直径1cm〜1.2cmで、６月に紅色に熟します。果実の味は薄甘くて、酸味が少なく中級品。
　日本には１７世紀以前に渡来したといわれ、古くから栽培されています。各地の庭園や公園などに植えられています。

[観察・感想]

　ユスラウメの果実が膨らんできました。
　赤く熟す頃にはピカピカの光沢のある果実になりますが、青い果実には光沢がなく毛が生えているんですねー。サクランボもリンゴも、果実は光沢があって毛が生えていないけど。そういえば、ウメやモモには、熟した果実にも毛が生えていますね。果実の表面の毛や光沢と、植物の分類とは関係がないってことなのかなー。
　ユスラウメの花はたくさん咲くんですが、果実が膨らむ数はそれほど多くありません。さらに果実が熟すのは、だいぶ少なくなってしまいます。栽培中に水が切れたり、肥料をあげすぎたりすると、果実がつかなかったり、落ちちゃったりするみたいです。果樹の育て方って、意外と繊細なんだよなー。受粉してくれないと、結実しないし。
　ユスラウメの果実の味は、サクランボを薄味にしたような感じです。でもサクランボとは違って、果実は木の枝にくっついてみのります。サクランボみたいに垂れ下がらないんですよ。広い庭があれば、植木鉢じゃなくて庭に植えるんだけどなー。

[写真撮影]

2008年04月23日