サヤエンドウ栽培-2008年04月23日-

[和名・種類]

サヤエンドウ

[学名]

Pisum sativum L.

[英名]

Pea

[名前の由来]

莢豌豆。
別名、キヌサヤ（絹莢）。

[分布]

中近東地方原産

[科名]

マメ科エンドウ属

[花色]

紅色・白色

[花期]

３月・４月・５月・６月

[特徴・解説]

　食用として栽培される中近東地方原産の一年草〜越年草の野菜。
　茎は高さ約1mになります。先端は巻きひげ状となります。
　冷涼な気候を好み、耐寒性はありますが、連作には適していません。
　さやが柔らかい品種の未熟な果実をサヤエンドウといいます。さやの固い品種の成熟した種子はムキエンドウといい、煮豆、味噌、醤油の原料となります。未熟な緑色の種子はグリンピースの原料となります。豆が大きく成長してもさやが柔らかい種子はスナップエンドウといいます。また、若い茎はは中国野菜の豆菜といいます。茎、葉も緑肥、飼料として利用されます。
　古代オリエント地方や、地中海沿岸地方で、麦作の発展とともに栽培されるようになりました。日本には9世紀〜10世紀に渡来しました。麦類の間に雑草として生えていた雑草でしたが、果実を食用にしたり、根粒菌による土壌改良の効果があり、栽培植物として品種改良が進められました。

[観察・感想]

　ついこないだ、植え付けたばかりのサヤエンドウなんですが。短期間のうちに、あっという間に成長しました。やっぱりこの季節、植物の成長は驚くほど速いですね。成長過程を写真で撮影していく予定だったんですが、追い付けませんでした。
　すでにつぼみを付け、花を咲かせてくれています。花が咲くまで、何色の花が咲くのかわからないんですが、赤色のサヤエンドウの花が咲きました。赤色系と、白色系とがあるみたいです。植物観察中に撮影したことのあるエンドウの花と、同じ姿形と色をしていました。サヤエンドウの花を見ると、やっぱり豆の花だなーなんてしみじみと感じます。
　日当たりが悪く、1日2時間〜3時間くらいしか、日光が当たらないんですよ。だから、花は咲いたんですが、サヤエンドウの株は元気がなくとても貧弱です。背丈も小さいし、茎も細いし、ヒョロヒョローっとした感じです。やっぱり、日影でも育てることができる野菜にしとけば良かったかなー。サヤエンドウが収穫できるほど、大きく元気に成長してくれないと思います。収穫は難しそうです。日影でも育てられる野菜を探した方がいいかも。

[写真撮影]

2008年04月23日