サヤエンドウ栽培-2008年05月17日-

[和名・種類]

サヤエンドウ

[学名]

Pisum sativum L.

[英名]

Pea

[名前の由来]

莢豌豆。
別名、キヌサヤ（絹莢）。

[分布]

中近東地方原産

[科名]

マメ科エンドウ属

[花色]

紅色・白色

[花期]

３月・４月・５月・６月

[特徴・解説]

　食用として栽培される中近東地方原産の一年草〜越年草の野菜。
　茎は高さ約1mになります。先端は巻きひげ状となります。
　冷涼な気候を好み、耐寒性はありますが、連作には適していません。
　さやが柔らかい品種の未熟な果実をサヤエンドウといいます。さやの固い品種の成熟した種子はムキエンドウといい、煮豆、味噌、醤油の原料となります。未熟な緑色の種子はグリンピースの原料となります。豆が大きく成長してもさやが柔らかい種子はスナップエンドウといいます。また、若い茎はは中国野菜の豆菜といいます。茎、葉も緑肥、飼料として利用されます。
　古代オリエント地方や、地中海沿岸地方で、麦作の発展とともに栽培されるようになりました。日本には9世紀〜10世紀に渡来しました。麦類の間に雑草として生えていた雑草でしたが、果実を食用にしたり、根粒菌による土壌改良の効果があり、栽培植物として品種改良が進められました。

[観察・感想]

　サヤエンドウのサヤエンドウの写真です。
　ちょうどこのくらいが収穫の適期だと思います。サヤエンドウなど豆類の家庭菜園、収穫の時期を判断するのが難しい野菜です。速すぎても未熟な状態になってしまうのでダメだし、遅すぎても硬くなってしまうのでダメだし。もうちょっと待ってみようかなーって思った時に、収穫をしておいた方が良いみたい。もう少し待ってみると、そのほんの少しの違いで、硬くなってしまいます。
　サヤエンドウとして売られている品種は、少し収穫が遅れるとスナップエンドウのようになるんだけど。スナップエンドウのように果肉がジューシーな感じには育たないんですよ。果肉部分というのか、豆を包んでいる部分というのか、そこは薄いままです。だから早めに収穫しちゃった方がいいみたいです。スパップエンドウを収穫したい時は、スナップエンドウの苗を育てるのが良いです。
　葉が病気になってしまったのか、害虫被害を受けているのか、株全体に元気がありません。この状態だと、収穫はあまり期待できないだろうなー。家庭菜園は無農薬で育てたいところなので、農薬は使いたくないし。マメ科の植物の連作障害かな？

[写真撮影]

2008年05月17日