南アフリカ原産の多年草から作出された園芸品種。
植物学的分類ではペラルゴニウム属(テンジクアオイ属)の仲間ですが、ゾナーレと呼ばれる原種の系統だけを園芸では旧名のゼラニウムと呼ばれています。植物学上でゼラニウム属(フウロソウ属)に分類される植物は、園芸ではゼラニウムとは呼びません。
茎はやや多肉質で、高さは30cm〜70cmになります。
多花性で長い花茎に大きな花房を作り、散形状に多数咲きます。5弁花で、雄しべが10本あります。多くの品種があり、赤、桃、淡赤、白色、絞りなどがあり、四季咲き性で一重咲きや八重咲きもあります。
葉は互生し、質はやや厚く、多くは葉表面に褐色の馬蹄状の斑紋があります。
独特の臭気があります。ハーブ、厄除け、虫除けなどにも利用されます。世界でもっとも多く栽培されている植物のひとつです。 |