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アナフィラキシーショックに似た症状 |
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アスピリン(アセチルサリチル酸)などの非ステロイド性消炎鎮痛薬の投与によって、呼吸困難や血圧低下などアナフィラキシーショックの症状と共に、気管の攣縮が起こり、重い喘息発作が起こります。場合によっては、意識障害をともなうほどの大発作になり、死亡することもある病気です。
喘息発作は15分〜30分以内に現れ、遅くとも120分以内に発症します。非ステロイド性消炎鎮痛薬を初めて服用して喘息発作が起こることもあれば、以前から服用していても何ら症状を示さなかった鎮痛解熱剤が、ある日服用したとたんに突然喘息発作を引き起こす場合もあります。 |
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市販の解熱鎮痛薬 |
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非ステロイド性消炎鎮痛薬は薬局で市販されているバファリン、ノーシン、セデスなどの薬剤にも含まれています。これらを飲んだ後、喘息発作が起きたかどうかということが重要になります。
鎮痛剤の内服や注射だけでなく、坐薬や湿布でも発作が現れます。
誘発物質は多岐に渡り、多くの解熱鎮痛薬、感冒薬は、アスピリン喘息では禁忌とされています。 |
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香辛料や食品添加物 |
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アスピリンだけでなく、カレーやミントなどの香辛料、食品中の着色料、添加物にも過敏性を持ちます。過敏性をもつ可能性のあるものは、多岐に渡ります。 |
非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSAID) |
作用が特に協力な物 |
アスピリン、インドメタシン、フェノプロフェン、イブプロフェン、ナプロキセン、ジクロフェナク、アミノピリンなど |
作用がかなり強い物 |
メフェナム酸、フェルフェナム酸、フェニルブタゾンなど |
作用が弱いかまったくない物 |
アセトアミノフェン、サリチルアミド、メピリゾールなど |
食品添加物・医学品添加物 |
誘発物質である事が確立されている物 |
・食品黄色4号(タートラジン)
・安息香酸ナトリウム(防腐剤) |
誘発物質である事が強く疑われている物 |
・ベンジルアルコール(食品の香料、注射薬の無痛化剤)
・パラペン類(保存料)
・タートラジン以外のタール系アゾ色素、食用黄色5号(サンセットイエロー)、赤色2号(アマランス)、赤色102号(ニューコクシン) |
その他 |
その他 |
自然界のサリチル酸化合物(おもに植物に含まれる) |
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鼻詰まりや嗅覚障害 |
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喘息の患者さんで、鼻閉・鼻詰まりと嗅覚障害の症状があれば、鼻茸の合併が考えられるのでアスピリン喘息が疑われます。 |
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種々の病気における鼻茸の合併率 |
アスピリン喘息 |
36%〜72% |
成人気管支喘息
┣アトピー型
┗非アトピー型 |
7%
5%
13% |
慢性副鼻腔炎
┣アトピー型
┗非アトピー型 |
2%
5% |
小児気管支喘息・副鼻腔炎 |
0.1% |
嚢胞性線維症
┣小児
┗成人 |
10%
50% |
アレルギー性副鼻腔真菌症 |
66%〜100% |
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