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痛みと鼻水 |
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急性副鼻腔炎の症状としては、痛みと鼻汁(びじゅう)です。
上顎洞(じょうがくどう)に炎症を起こした時には、頬部・歯に痛みが現れます。篩骨洞(しこつどう)に炎症を起こした時には、眼・眼の内側・眼と眼の間に痛みを感じます。前頭洞(ぜんとうどう)に炎症を起こした時には、額に痛みを感じます。蝶形骨洞(ちょうけいこつどう)に炎症を起こした時には、頭痛や頭重感が現れます。 |
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アレルギー性鼻炎と急性副鼻腔炎 |
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風邪症状が先行し、続いて膿性の悪臭をともなう鼻汁がみられます。アレルギー性鼻炎でも鼻詰まり、鼻汁がみられますが、アレルギー性鼻炎はくしゃみや鼻のかゆみの他、水様の鼻汁が特徴的であるのに対し、急性副鼻腔炎では黄色や緑色の鼻漏が特徴です。
アレルギー性鼻炎と急性副鼻腔炎を同時に合併することも少なくありません。アレルギー性鼻炎の患者さんは、アレルギーを持たない人に比べて急性副鼻腔炎にかかりやすいといわれています。 |
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発熱は軽微 |
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一般的には片側だけに発症し、発熱は軽微です。症状の強いときは、高熱となることもあります。 |
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炎症が広がると |
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まれに副鼻腔の炎症が眼や脳に進むことがあります。眼に炎症が及ぶと、まぶたが腫れたり、視力が落ちます。脳に炎症が及ぶと、強い頭痛や意識障害が起こります。 |