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職業病です |
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粉塵を長期間にわたって吸入すると、肺に粉塵が沈着し、その刺激で肺に繊維化がおこります。
塵肺はこのようにして起きた疾患で、大部分が職業病です。職業性肺疾患とも呼ばれています。 |
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珪肺が有名 |
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塵肺の中で、一番良く知られているのが珪肺(ケイハイ)で、珪酸(ケイサン)の吸入によって起こります。鉱山、炭鉱などで働く鉱夫、石工、ガラス工などに多く見られます。 |
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アスベストによる石綿肺 |
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石綿(アスベスト)の吸入で起きる石綿肺(セキメンハイ)は、塵肺としてだけでなく、肺ガンや、悪性中皮腫(アクセイチュウヒシュ)と合併しやすいため、重要な疾患です。
石綿製品の製造者、石綿建材の使用者、石綿工場の周辺住民などに多く見られます。 |
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ベリウム肺、鉄肺など、さまざまあります |
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粉塵の種類によって、ベリウム肺、鉄肺(テツハイ)、アルミニウム肺、亜鉛肺(アエンハイ)などの名前が付けられた病気があります。
多くの場合、粉塵吸入歴と、胸部レントゲン検査によって容易に診断できます。 |