低山地や山地帯などに生息するカミキリムシの仲間。
体長は10mm〜18mmになります。体は黒色で、灰黄色の微毛で覆われ、小楯板は黄色、上翅は黄色の微毛からなる小紋を散布し、中央両側では白色の斑紋になります。触覚、足は、しばしば赤色を帯び、上翅の先端はやや斜めに切断されて丸められています。触角は長く、体長の約2.5倍になります。地方によって斑紋などに変異があり、4亜種に分類されます。
食べ物は、成虫では広葉樹の樹皮、幼虫では広葉樹の枯れ木を食べます。食草は、クルミ科のサワグルミ、ブナ科のブナ、クリ、ウルシ科のヌルデ、キブシ科のキブシなどです。
生活型は卵→幼虫→さなぎ→成虫の完全変態を行います。卵は、倒木や枯れ木などに産卵します。
成虫はさまざまな広葉樹の伐採木、倒木に集まります。夜間、灯火に飛来します。 |