モンシロチョウ

[和名・種類]

モンシロチョウ

[学名]

Pieris rapae crucivora

[英名]

Small white small cabbage white

[名前の由来]

紋白蝶。黒い紋のあるシロチョウのこと。

[分布]

日本各地。アフリカ、南アメリカを除く世界各地の温帯〜亜寒帯地方。

[科名]

チョウ目シロチョウ科

[体色]

白色

[時期]

３月・４月・５月・６月・７月・８月・９月・１０月・１１月

[特徴・生態]

　日当たりの良い耕作地周辺に多く生息する、チョウの代表的存在。
　前翅長は20mm〜30mm。雌雄の色彩斑紋は明瞭です。メスは翅表がやや灰色を帯び、オスにはない光沢を表し、黒紋の発達も強いです。春型は地色は白色ですが黄色みを帯び、黒色部の発達は弱いです。
　成虫は3月〜11月ごろまで出現し、この間に6回〜7回の発生を繰り返す地域が多いです。
　幼虫はアブラナ科の栽培種、帰化種、在来種を食べ、キャベツ、ダイコンなどの野菜を食害します。
　サナギで越冬します。
　もともと日本にいた種ではなく、アブラナ科の栽培植物とともに国外から帰化したチョウとも考えられています。キャベツ畑の少なくなっている都市部では個体数が減少しています。

[観察・感想]

　一番身近なチョウの仲間のモンシロチョウ。子供たちが一番最初に名前を覚える蝶の仲間が、モンシロチョウなんじゃないかな？
　そんな身近な昆虫のモンシロチョウですが、実は意外と見分けるのは難しかったりします。季節によって微妙に模様が変化していたり、そっくりな模様の蝶がいたりするので、いつも「これって本当にモンシロチョウでいいのかなー？」と思いながら、ホームページに掲載しています。専門的な知識があれば別ですが、ただの素人なもんで・・・
　菜の花畑が良く似合うモンシロチョウですが、蜜を吸っている花はマリーゴールドだったかな？畑のないところには、モンシロチョウはほとんどいないんだよねー。

[写真撮影]

2007年06月01日