[名前・種類] |
タチツボスミレ |
[学名] |
Viola grypoceras |
[英名] |
- |
[名前の由来] |
立坪菫。茎が立つツボスミレという意味。
スミレの名は、花の後に突出した距があり、この形が大工さんの用いる墨壺(スミイレ)に似ていることから。 |
[分布] |
北海道〜沖縄 |
[科名] |
スミレ科スミレ属 |
[花色] |
紫色 |
[花期] |
2月・3月・4月・5月 |
[特徴・解説] |
草地や林などにごく普通に生える多年草の植物。もっとも普通に見られるスミレの仲間で、群生することが多いです。
花は径2cm前後、普通は淡紫色ですが変化が多いです。花柄は無毛です。距の長さは6〜8mmです。
縁がくしの歯状に裂けた托葉が目立ちます。根生葉は心形(ハート型)です。開花時の高さは5〜15cm、花後は10〜25cmになります。
乾燥した全草は、滋養強壮、動脈硬化、精神安定、便秘、解毒、腫れ物に効果があると言われています。春から夏にかけて、葉及び茎は採取して陰干しにし、根は水洗いして泥をよく落として、風通しの良い場所で乾燥します。
スミレの仲間は有毒成分を含むものがなく食べることができます。春に開花直前までの、新芽、若葉を摘み取って、ゆでで漬物、和え物、汁の実、酢の物などになります。また、スミレの地下茎は、粘液があり摩り下ろすと「トロロ」のようになります。卵などを加えて「スミレトロロ」にして食べることもできます。ただし、スミレの仲間は繁殖力が弱いので、採取しすぎには注意しましょう。 |
[感想] |
よく似た種類にニオイタチツボスミレや、オオタチツボスミレなどがあります。スミレの仲間は、どれも非常によく似ているので、なかなか見分けが付きません。
僕の地元にはタチツボスミレがとても多いみたいです。この写真のように群生している姿をよく見かけます。1つ1つはとても繊細な花ですが、群生しているとフワフワしていてとっても綺麗です。
現在、僕の植木コレクションの1つになっています。 |
[写真撮影] |
2005年04月05日 |
[関連ページ] |
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