[和名・種類] |
チガヤ |
[学名] |
Imperata cylindrica var. koenigii |
[英名] |
Japanese blood grass |
[名前の由来] |
茅。群生することから、千のカヤという意味。
チガヤやススキなど、屋根を葺くために使う草の総称をカヤと呼びます。 |
[分布] |
日本各地 |
[科名] |
イネ科チガヤ属 |
[花色] |
淡褐色(綿毛:白色に掲載) |
[花期] |
5月・6月 |
[特徴・解説] |
日当たりの良い河原、畑の周囲、山野などの乾いた草地に群生する多年草。
白くて長い地下茎から束生する茎は、高さ30cm〜80cmになります。節には白毛があります。
茎の先に長さ10cm〜20cmの円柱状の花序を出します。小穂の基部には白い綿毛が密生します。赤褐色の葯と柱頭が目立ちます。雄しべは2個です。
葉は長さ20cm〜50cm、幅は0.7cm〜1.2cmの線形で、質は硬く縁はざらつきます。
果実は小穂の基部の綿毛が開き、風に乗って飛ばされます。
地下茎は茅根(ぽうこん)といって利尿薬・止血薬になります。若い花序をツバナ(茅花)と呼び、噛むとかすかに甘味があります。 |
[レポート] |
チガヤの穂の写真です。
今まで何度も写真撮影に挑戦してきたんですが、失敗続きで・・・。たくさんの写真を撮っているんですが、半分以上はピンボケだったり、色飛びしてたりして、掲載できるようなレベルじゃなくて。やっと、ちゃんとした写真が撮れたような気がします。綿毛は太陽の光を複雑に反射させてしまうので、ピントも色も、合いにくにみたいです。
河原などに生える植物ですが、意外と身近な場所に生えている植物です。身近に生えていても、気が付かないことが多いみたい。斜面になっている場所に生えていることが多いです。公園や道路脇の、斜面や法面の部分などに群生していることが多いですね。
こういったイネ科の植物の写真を撮っていると、近付いただけで、鼻がムズムズしてきてしまいます。スギなどの針葉樹に近付いても、何とも思わないのですが。なぜかイネ科の植物に近付くと、鼻がムズムズと・・・。イネ科の植物のアレルギーなのかなー?
こんな植物が、原子力発電所の冷却水を流すホースに、穴を開けたりしちゃいます。 |
[写真撮影] |
2008年05月22日 |
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