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カモジグサ


カモジグサ
[和名・種類]

カモジグサ

[学名]

Agropyron tsukushiense var. transiens

[英名]

-

[名前の由来]

髪文字草、髢草。子供がこの葉で「かもじ(日本髪に差し込む毛)」を作って遊んでいたため。

[分布]

日本各地、朝鮮半島・中国

[科名]

イネ科カモジグサ属

[花色]

緑色

[花期]

5月6月7月

[特徴・解説]

 道端、野原、畑のふちなどにごく普通に生える多年草。
 茎は高さ50cm〜100cmになります。
 花穂は長さ18cm〜30cmで先は垂れ下がり紫色を帯びた白っぽい緑色をしています。小穂には5個〜8個の小花がつき、長さ1.5cm〜2cm、護頴と内頴はほぼ同じ長さで、護頴の先から長さ1cm〜2cmの芒が突き出ます。
 葉は長さ15cm〜25cm、幅0.5cm〜1cmの線形です。
 似た植物も多く、見分けは難しいです。

[観察・感想]

 日本を代表する雑草です。どこにでも生えているので、見かける機会もとても多いと思います。ただ、本当にただの雑草なので、気に留める人は少ないです。
 たくさん生えているので、食用になれば有効活用できるのかもしれませんが・・・。果実の中に麦や米が入っているわけでもないので、食用に利用されることもなく、雑草として刈り取られたり、除草剤で処分されるなどの運命を背負っています。きっと、これから何十年の時間が経過しても、人々の暮らしからは厄介者として扱われてしまうのではないかなと思います。
 イネ科の植物って、手を切ったりするし、引き抜こうにも根張りが強くて引き抜けなかったり、雑草としても嫌われてしまうことが多いです。

[写真撮影]

2009年05月02日

長沢
横須賀市長沢
カモジグサ
カモジグサ
カモジグサ
カモジグサ
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