池、沼、水路などに生える、多年草の水草。
地下茎は水底の泥の中を長く伸び、太くて長い茎を出します。
葉は長い柄があり、水面に浮かびます。直径5cm〜10cmで、浅い波状鋸歯がある広楕円形〜卵形です。基部は深い心形で、やや楯形に葉柄につきます。裏面は褐紫色を帯びます。
葉腋から花柄を数本出し、水面上に径3cm〜4cmの黄色花を出します。花冠は5深裂し、裂片の先端はへこみ、縁は糸状に細裂します。雄しべは5個、雌しべは1個です。朝に開花し、昼には閉じる一日花です。
果実は狭卵形の刮ハです。種子は扁平で、縁には柱状突起があります。
絶滅危惧種に指定されています。茨城県霞ヶ浦は大群生地として知られていましたが、近年は減少しています。
|