[和名・種類] |
ハマダイコン |
[学名] |
Raphanus sativus var. hortensis f.raphanistroides |
[英名] |
Japanese wild radish |
[名前の由来] |
浜大根。浜辺に生えるダイコンのこと。 |
[分布] |
北海道〜沖縄 |
[科名] |
アブラナ科ダイコン属 |
[花色] |
淡紅紫色 |
[花期] |
4月・5月・6月 |
[特徴・解説] |
ダイコンの野生化したもので、海岸の砂地に生える越年草です。根は円柱形でやや太く、肥料をやって栽培すると、再びダイコンになります。
全体がやせてあらい毛がおおいです。茎は高さ30cm〜70cmになり、枝を分けます。葉は根元から束生し、太い葉柄があり水平に開出します。長さは4cm〜20cmで、頭大羽状に分裂し、粗い毛があります。裂片は広楕円形で上部のものほど大きくなります。
茎の先に総状花序を出し、淡紅紫色の花をつけます。萼片は4個で、直立した淡緑色。花弁は倒卵形で先はへこみ、爪部は長いくさび形になります。長さは2cmほどで、紫のすじがあります。雄しべは4個が長く、雌しべは1個。
果実は長さ5cm〜8cmで円柱形の長角果です。上部は細くなって数珠状にくびれ、熟しても裂開しません。2個〜5個の種子が入っています。茎が枯れ地面に落ちると、くびれのところから切れます。
若葉と花は、そのまま天ぷらにして食べることができます。熱湯でゆでて水にさらしてから、和え物、おひたし、味噌汁、油いため、漬物にできます。若い果実も漬物にできます。開花前の根はすりおろして食べることができます。 |
[レポート] |
ハマダイコンの花の写真です。
海岸近くに行けば、いつも普通に生えている植物。海岸の砂浜以外にも、海岸の近くには生えていることが多いです。それほどめずらしい植物ではなく、良く見かけることのできる植物です。
自分が子供の頃、ハマダイコンの種子を集めている人がいたんですよ。なんで集めているのか聞いてみたら、畑に種子を蒔くんだってさ。ハマダイコンでも畑に巻いて育てると、小さいけど大根が収穫できるんだよって教えてもらったことがあります。
そこで自分もハマダイコンの種子を持って帰り育ててみたところ、ただの雑草にしかならなかった(^^ゞ。どうやら、土のフカフカとしたちゃんとした畑で育てないと、根が肥大して大根になることはないみたい。育て方はちょっと難しいのかも。はつか大根ですら収穫できなかった庭なので、大根が育つわけないですよね。 |
[写真撮影] |
2008年06月15日 |
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