[特徴・解説] |
人家近くの湿った崖地などに生える中国中南部原産の常緑、または半常緑低木です。
高さは約1mになります。枝は褐色で、しばしば垂れ下がります。
葉は対生し、長さ2cm〜4cmの卵状長楕円形です。無毛で明点があり、裏面には腺点があります。
枝先に直径3cm〜4cmの黄色のカップ状の花をつけます。花弁は5個あり、やや厚みがあって艶を持ち、巴状に重なります。雄しべは多数あり、花弁より短く、約60個ずつ5つの束になっています。
果実は長さ約1cmの卵形のさく果です。熟すと5裂して、種子を多数出します。種子は長さ約8mmの円柱形です。
日本には1760年に渡来したと考えられています。現在では、寒冷地を除いた各地で、庭木、公園樹として植栽され、花は切花として使用されています。半日蔭でも栽培でき、丈夫で育てやすい植物です。まれに野生化しています。 |