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 ナスの果実

ナスの果実

[和名・種類]

ナス

[学名]

Solanum melongena

[英名]

Eggplant

[名前の由来]

茄子。奈良時代にナスビとして日本に渡来しましたが、時代の経過と共にナスに変化しました。
別名、ナスビ(奈須比)。

[分布]

インド原産

[科名]

ナス科ナス属

[花色]

淡紫色(果実:紫色に掲載)

[花期]

6月7月8月9月10月

[特徴・解説]

 野菜として食用とされるインド原産の一年草。
 高さ60cm〜100cmになります。茎や葉など、植物全体に棘が生えます。
 葉は互生し、楕円形で長い柄があり、長さ15cm〜40cmになり、毛が生えます。普通は紫色を帯びます。
 淡紫色の花を、1個〜数個、下向きにつけます。花冠は直径約3cmで、杯状に数片に分裂します。
 果実は長円筒形、球形、卵形などさまざま。萼片には棘があります。色は普通は光沢のある黒紫色ですが、白色、黄色、緑色などの品種もあります。果肉は密度が低く、スポンジ状です。未熟果のうちに収穫し、焼いてよし、煮てよし、漬けてよし。鴫焼き、塩漬け、味噌漬け、からし漬けも美味です。
 高温性で、乾燥には弱いです。日本には、奈良時代に中国から渡来しました。丸ナス、卵形ナス、長ナスなど、地方によってさまざまな品種に分かれました。一般的には、温床で約3ヶ月ほど育苗してから定植して育てます。3本仕立てで栽培します。熱帯では低木状の多年草になります。

[観察・感想]

 畑で栽培されているナスの写真です。
 少しずつ果実が大きくなってきました。果実っていうと、果物みたいだけど・・・。ナスは野菜になるからなー。ナスの果実が、ナスと呼ばれる野菜になります。葉や茎は、食用にはされないようです。硬くて食べられないのかな?虫がたくさん付くけどね。
 家庭菜園、とくに植木鉢やプランターでは、なかなか大きく育てることができないナスですが。畑は日当たりも良いし、根張りも良いし、栄養もたくさんなので、成長も早く、ナスも大きくなりますね。プランターで栽培できる野菜って、どうしても種類が限られちゃうからなー。住宅地では日当たりも悪くなっちゃうし。
 家庭菜園で一番大切なのって、たぶん日当たりだと思います。直射日光が当たれば当たるほど、成長速度が早くなるので、それだけたくさんの収穫が期待できます。日当たりの悪い場所で、水遣りや肥料の条件を同じで栽培しても、ほとんど収穫できないから。家庭菜園をやる場合、日当たりによって育てられる野菜が変わってくると思います。日当たりが悪い場合、日陰でも育てることができる野菜じゃないと、収穫は難しいんじゃないかなー。

[写真撮影]

2008年07月30日

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