野菜として食用とされるインド原産の一年草。
高さ60cm〜100cmになります。茎や葉など、植物全体に棘が生えます。
葉は互生し、楕円形で長い柄があり、長さ15cm〜40cmになり、毛が生えます。普通は紫色を帯びます。
淡紫色の花を、1個〜数個、下向きにつけます。花冠は直径約3cmで、杯状に数片に分裂します。
果実は長円筒形、球形、卵形などさまざま。萼片には棘があります。色は普通は光沢のある黒紫色ですが、白色、黄色、緑色などの品種もあります。果肉は密度が低く、スポンジ状です。未熟果のうちに収穫し、焼いてよし、煮てよし、漬けてよし。鴫焼き、塩漬け、味噌漬け、からし漬けも美味です。
高温性で、乾燥には弱いです。日本には、奈良時代に中国から渡来しました。丸ナス、卵形ナス、長ナスなど、地方によってさまざまな品種に分かれました。一般的には、温床で約3ヶ月ほど育苗してから定植して育てます。3本仕立てで栽培します。熱帯では低木状の多年草になります。 |