[名前] |
ヒメガマ |
[学名] |
Typha australis |
[名前の由来] |
姫蒲。ガマに比べて、やや小さいことから。 |
[分布] |
日本各地 |
[科名] |
ガマ科ガマ属 |
[花色] |
茶色 |
[花期] |
6月・7月・8月 |
[特徴] |
池や沼などに生える多年草。
茎は高さ1.5m〜2mになります。
雌花穂の上に雄花穂が付きますが、花穂間が2cm〜6cmほど離れていて軸が見えます。雄花穂は長く10cm〜30cmになります。雌花穂は長さ6cm〜20cmですが、ガマほど太くはなりません。花粉は単粒で合着しません。
葉は幅0.6cm〜1.2cmで、ガマよりも狭く、コガマよりやや広くなります。
ガマの仲間の花粉は、漢方薬で蒲黄(ほおう)と呼ばれ、古くから止血剤に使われています。『古事記』の「因幡の白兎」では、皮を剥がれて赤裸になったウサギが、大国主命(おおくにぬしのみこと)に教えられてくるまったのがガマの花で、花粉で傷を治しました。奈良時代以前から、ガマの花粉に薬効があることが知られていました。 |
[感想] |
ガマを見付けたと思ったんですが、今まで見たことのあるガマとはちょっと違うっていうか、違和感があったんですよ。生育環境による違いなのかなーとも思ったんですが、全体的に少し小さくて、ウインナーが2本付いていて、それが違いなんだなって気が付きました。
そこで図鑑を持ち出してしらべてみたら、ガマの仲間には、ガマの他にもコガマ、ヒメガマがあることを知りました。どうやら僕が写真を撮ったのは、ヒメガマだったようです。
植物を見分けるのは難しいんだなーと実感しました。 |
[写真撮影] |
2006年09月10日 |
[関連ページ] |
身近な植物図鑑:ヒメガマの穂(2007年07月05日)
身近な植物図鑑:ヒメガマの穂(2007年07月19日) |