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オオフサモの草姿


オオフサモの草姿

[和名・種類]

オオフサモ

[学名]

Myriophyllum aquaticum

[英名]

Parrot's Feather

[名前の由来]

大房藻。大きなフサモのこと。
別名、パロットフェザー、スマフサモ(須磨房藻)。

[分布]

本州以西

[科名]

アリノトウグサ科フサモ属

[花色]

淡緑白色(葉:緑色に掲載)

[花期]

4月5月6月7月

[特徴・解説]

 池沼、河川、休耕田などに群生する、南アメリカ大陸原産の抽水性の多年草。
 茎は円柱形で、暗紫色を帯び、直径3mm〜4mm、長さは1m以上になります。水中や泥中に枝を分枝し、匍匐して群落を形成します。草は柔らかです。茎の節から白色の糸状の根と、直立する水上茎を出します。
 葉の基部に約2mmの小さな白色花を咲かせます。雌花には花弁はありません。雌雄異株ですが、日本では雌株のみが繁殖しているため、結実はしません。
 粉を吹いた緑色の羽状に細裂した葉を3枚〜7枚、輪生させます。葉には薄く短い毛が生えています。
 観賞魚店では、パロット・フェザーの名前で販売されています。2006年02月01日から特定外来生物に指定され、栽培、保管、移動などが禁止されました。大正時代にドイツ人が観賞用に持ち込んだものが帰化したと言われています。

[観察・感想]

 オオフサモの草姿の写真です。
 水草なので、湿地や沼地でないと、見かけることのできない植物です。たまに、小さな河川の川岸に生えていたりすることもあります。生えている時は、数本が生えているのではなく、全体を覆うように群生しています。
 オオフサモが身近な植物と感じる人もいれば、身近な植物だとは感じない人もいると思います。日本に広く帰化しており、世界にも広く帰化していますが、どこにでも生えているってわけじゃないみたいです。生えている場所では群生していますが、生えている場所そのものは、それほど多くないみたい。湿地が少ないからかなー。
 アクアリウムをやっている人にとっては、馴染み深い水草のひとつだと思います。有茎草のパロット・フェザーが、オオフサモのことです。私も熱帯魚を飼育しており、水草として栽培しています。水槽に入れると、すぐに溶けてなくなってしまうので。ベランダにバケツを置いて、水上葉で大きく育ててから、切り取って水槽に植え付けています。水上葉にしておけば、繁殖力が旺盛なので、簡単に増やすことができます。
 有茎草の中では育てるのが容易な水草と言われていますが。うちの水槽では、何種類もの有茎草を試していますが、有茎草はうまく育たないです。

[写真撮影]

2008年09月07日

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