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ジュズダマ


ジュズダマの花

[和名・種類]

ジュズダマ

[学名]

Coix lacryma-jobi

[英名]

Job's tears

[名前の由来]

数珠玉。果実を包んでいる苞鞘を繋いで数珠にしたことから。
別名、トウムギ(唐麦)。

[分布]

日本各地

[科名]

イネ科ジュズダマ属

[花色]

緑色

[花期]

9月10月11月

[特徴・解説]

 川岸、水辺、湿地、路傍などに群生して生える、熱帯アジア原産の多年草。温帯では一年草になります。
 茎は太くて軟らかく、分枝して、高さ1m〜2mになります。
 枝先に長さ約1cmの壷形の苞鞘を出し、中に雌性小穂があり、雄性小穂は苞鞘から伸びた先につきます。雌性の小穂は、壺形の苞鞘の中にあり、白い柱頭だけが外に出て、中で成熟します。雄性の小穂は、苞鞘から伸び出た柄の先に数個つきます。苞鞘は、雄花を包む鞘状の葉が硬く変化したものです。
 葉は長さ50cm、幅1.5cm〜4cmの線状披針形です。中央脈は白く、基部は葉鞘です。
 花期が終わると苞鞘は固くなり、光沢があり、緑色〜黒褐色〜灰白色になります。
 古い時代に、有用植物として日本に渡来し、野生化したと考えられています。本種の近縁種がハトムギで、インドシナ原産の一年草です。苞鞘が軟らかく、果実を炒ったものがハトムギ茶になります。果実は、利尿剤・鎮痛剤のヨクイ仁、炊き込みご飯などにしたりもします。

[観察・感想]

 ジュズダマの花の写真です。
 子供の頃は身近な植物でしたが、大人になってからは、あまり身近な植物ではなくなってしまいました。宅地開発などが進んだ結果、湿地やジメジメとした場所は、ほとんどなくなってしまいました。ジュズダマは湿った場所を好むため、乾燥した住宅地では、見かけることができなくなってしまいました。
 自分の子供時代は貧乏だったので、他の子供たちとは違って、おもちゃなどを持っていなかったので。ジュズダマは、自分にとっては、おもちゃとなっていました。ジュズダマの生えている場所を回って、種子を集めていました。集めたジュズダマをヒモで繋いで、数珠を作ったり、首飾りを作ったりして遊んでいました。お手玉の中に入れて遊んだりもしました。
 こんなことを書いていると、江戸時代の子供かって勘違いされてしまいそうですが・・・。たまに、ものすごぉーい年寄りだと勘違いされたりするんだけど、お年寄りではありません(^^ゞ

[写真撮影]

2008年09月07日

ジュズダマの草姿
ジュズダマ
ジュズダマの草姿
ジュズダマ
ジュズダマの花
ジュズダマ
ジュズダマの花
ジュズダマ
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