スギ科

スギ科の植物の特徴

スギ科・ヒノキ科・コウヤマキ科

　常緑、または落葉の高木からなります。世界では約8属15種が知られています。
　葉は針状、または鱗片状で、螺旋状に付くものが多いです。
　花は単性で、雌雄同株です。スギ科植物の花粉はヒトにアレルギーを起こすことで知られており、日本では毎年開花期に多くのヒトに花粉症が発症し、社会問題となっています。
　球果は木質で、熟すと果鱗が開いて種子を散らします。
　日本国内では、林業上重要なスギのほか、中国原産のコウヨウザン、スイショウなどが植栽されています。
　最近の遺伝学的な分類体系ではヒノキ科に分類されることが多く、スギ亜科などに分類されることが多くなってきています。コウヤマキ科はスギ科コウヤマキ属として扱われていましたが別科として扱われることが多くなってきています。