化粧坂切通しから海蔵寺へと向かう途中で見付けたやぐらです。
これといって名前が付けられているやぐらではないようです。海蔵寺の周辺なのでやぐらが多いのかもしれません。きっと、景清の牢もやぐらだと思います。
入り口は羨道が造られていて、内部は見た目以上に広いです。
やぐらの形状が良くわかるし、保存状態も良いですね( ^ω^ )
やぐら内部で見付けたのは、なぜか猿田彦の石塔。
この石塔は江戸時代の後半あたりに作られたものだと思います。庚申信仰に関係する石塔なので、やぐらが造られた時代とはだいぶ違うかな。
海蔵寺近くにある駐車場、やぐららしき開口部が見えたので近付いてみたらやぐらでした。
遠くからでもわかるので、大きな開口部です。
ちょうど自動車1台分が入る車庫くらいの大きさがあります。
まさか車庫じゃないよなーなんて一抹の不安が・・・
やぐら内部はとても広くて、碁盤の目状に溝が彫られていました。
石塔などはありませんでした。
海蔵寺のすぐ近くにあったやぐら。ほとんど崩れちゃったみたいです、現在は倉庫として使われているようです。
やぐらは納骨や供養のための岩窟なので、寺院の周辺部に多く存在する傾向にあります。
海蔵寺のすぐ近くにあったやぐら。こちらも倉庫になっていました。
多くのやぐらが宅地開発やがけ崩れなどで姿を消してしまいました。しかし、がけ崩れによって偶然に発見されるやぐらも存在し、こういったやぐらは保存状態が良く歴史的な価値が高かったりもします。
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