普通、地層は水平になっているんですが、この場所では平坦地でありながら、斜めになっています。過去の大きな地震によって、地形が変化したのかなー。
三浦義同一行は琴の音ではなく、清水の湧き出る音だったことに驚き、湧き出る清水とその音に心を奪われてしまいました。すると不思議なことに、一体の観音像が浮かび上がってきました。
突然のことに皆が驚き、恐れましたが、三浦義同は仏門に帰依していたので、うやうやしく観音像の前にひざまずき、一行もそれにならってひざまずきました。
三浦義同は観音像をとりあげて、狩りの案内役を務めた菊名重氏に渡し、この地に観音像をお祭りするように命じました。
このような伝説から、この磯のことを「琴音磯」や「琴根磯」と呼ぶようになりました。湧き出た観音像は、近くの法昌寺に安置されました。 |
写真撮影:2008年02月29日 |
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