見渡す限りの畑です。
まるで、砂漠の中を永遠と歩かされているような、そんな錯覚さえ起こしてしまいそうなほど、畑が広がっています。
綺麗に耕されて、整地されています。これから、何を植えるのかな。今の時期だと、大根かキャベツになると思います。どちらも、三浦の名産野菜です。
農業のあいまに、男性は日雇いで漁を行ったり、女性は木綿織や海藻取りをしていました。このことから、半農半漁の村であったことがわかります。
半農半漁だからといって、貧しい生活をしていたとは限りません。三浦半島のほとんどの地域では、1人で農業も漁業も行っている場合が多いです。ひとつの仕事に集中していない分、多くの収入は得られませんでしたが、飢饉などの被害は少なかったと言われています。今風に言えば、ローリスク・ローリターンな生活だったと言えます。
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