そらいろネット > 三浦半島観光地図 > 三浦市 > 初声町三戸 > 庚申塔

庚申塔


庚申塔群

京急三崎口駅下車 徒歩20分
地図
庚申塔群
庚申塔群

 霊川寺のすぐそばにある庚申塔です。霊川寺を出て、左側、小さな階段を上ったところにあります。霊川寺の境内にあるわけではないので、古くからこの場所に建っていたのではないでしょうか。
三浦半島観光地図:三浦市初声町三戸・霊川寺
 庚申塔を囲むブロックは、後から作ったものではありますが。
 三浦半島は、石仏が多く、その中でも庚申塔が非常に多いです。庚申塔が多いから、イケてるとか、栄えていたってわけじゃなくて、庚申信仰を伝える伝道者が多かったけど、他の信仰を伝える人は少なかったということでしょう。
 三浦半島内に現存する庚申塔は1000基以上と言われています。とりわけ三戸には、数多くの庚申塔が残されています。
 60日に1回、巡ってくる庚申の日、夜を眠らずに過ごして健康長寿を願う信仰です。室町時代になって全国的に広がり、それに合わせて庚申塔の造立も始まりました。
 三浦半島最古の庚申塔は、横須賀市公郷町にある1635年(寛永12年)に建てられたものらしいです。
三浦半島観光地図:横須賀市公郷町

写真撮影:2008年10月04日

庚申塔

京急三崎口駅下車 徒歩20分
地図
庚申塔
庚申塔

 「南無阿弥陀仏」と書かれている、庚申塔です。南無阿弥陀仏と書かれてあるのに、なんで庚申塔なのって疑いの目を持たれるかもしれませんが・・・
 庚申塔じゃなくて、何かの供養塔などではないかと思われそうですが。
 石塔の下部に、三猿が描かれていることから、庚申塔と考えて間違いないと思います。
 丸肩板状角柱の庚申塔です。1783年(天明4年)12月24日に建てられたみたいです。クリスマスイブに建てられたんですねー、ってことは、庚申塔の名を借りた、隠れキリシタン?
 天明4年は、ちょうど天明の大飢饉のタイミングと重なりますね。三浦半島でも被害はあったと思いますが、三戸は半農半漁の村で、どちらかというと漁業の方が盛んだったので、被害は小さかったのかもしれません。

写真撮影:2008年10月04日

庚申塔

京急三崎口駅下車 徒歩20分
地図
庚申塔
庚申塔

 平成の庚申塔です。かなり珍しいと思います。
 庚申信仰がほとんど廃れてしまった、現代社会。にもかかわらず、現代でも新しい庚申塔が建てられるということは、今でも庚申信仰が続いているという証拠ともなる庚申塔です。
 こうした石塔は、現在では石材店・墓石店などが取り扱うことになると思うのですが。1基ずつのオーダーメイドで作られるものですし、石材そのものの原価もかなり高いので、1基作るだけで、かなり高かったと思います。
 庚申講のメンバーで少しずつ出し合って、何年か経過し区切りの良い年に、新しい庚申塔を建てるというのが一般的です。
 駒型の庚申塔で、2000年(平成12年)11月吉日に建てられました。主尊は青面金剛です。

写真撮影:2008年10月04日

庚申塔

京急三崎口駅下車 徒歩20分
地図
庚申塔
庚申塔

 ほぼ、何もない庚申塔。完全に風化してしまいました。
 庚申塔だと判断できるのは、上に日月が描かれていることと、下に三猿が描かれていることです。庚申塔の特徴ですね。
 使われている石によって、簡単に風化してしまうみたいですね。岩石に関しては、ほとんど知識がないのですが、風化しやすい泥岩などが使われているんじゃないかなーと思います。泥岩なら、三浦半島からも産出されますし、柔らかくて加工しやすい岩石なので。しかし、加工しやすい代わりに、風化しやすいのが欠点ですね。
 板碑型の庚申塔ですが、風化が激しく、建立された時期などは不明です。
 三戸では、寺院の境内に、たくさんの庚申塔を見ることができます。
三浦半島観光地図:三浦市初声町三戸・光照寺
三浦半島観光地図:三浦市初声町三戸・福泉寺

写真撮影:2008年10月04日
メインコンテンツ
 
家庭の医学
身近な植物図鑑
身近な昆虫図鑑
身近な野鳥図鑑
身近な貝殻図鑑
身近な生き物図鑑
ベランダ園芸
三浦半島観光地図
無料で塗り絵
ゲーム情報局
日記
コミュニティー
 
広告
SNS
チェック
このエントリーをはてなブックマークに追加


  三浦市-初声町三戸  
沈砂池 そらいろネット 風景・景色
Copyright そらいろネット All right reserved.