浄土宗のお寺で、山号は龍円山といいます。三戸の中で、「神田」と呼ばれる地区にあります。
本尊は、阿弥陀三尊です。忠臣に阿弥陀如来があり、右側の脇侍には聖観音菩薩、左側の脇侍には勢至菩薩があります。
開山は永禄年間(1558年〜1570年)、専然(せんねん)という僧侶によります。開基は、地元の村人で、進藤隼人という人です。
進藤隼人の子孫は現在でも三戸に住んでいます。1213年(建暦3年)、和田の乱の時に、鎌倉で討ち死にしたと言われています。その墓は、鎌倉の光明寺にあると言われています。
頻繁に改装しているようで、新しくて綺麗なお寺です。
三浦半島には、徳本上人の揮毫による念仏供養塔が、20基以上あります。
徳本上人は庶民に信仰を広めるため、市井の中に入って仏門を唱えながら、各地を旅して布教活動を行いました。帰依した人の望みに応じて、「南無阿弥陀仏」の名号を書き、供養塔を建て、念仏の布教に生涯を捧げた念仏行者です。
石塔にニョロニョロとした文字が書かれているのが、「南無阿弥陀仏」って書いてあります。達筆すぎて私には読めないのですが、下の方に小さく「徳本」って書いてあることが多いです。
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