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霊川寺


霊川寺

京急三崎口駅下車 徒歩25分
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霊川寺
霊川寺

 浄土宗のお寺、霊川寺。山号は、海養山と言います。海の近くにあるので、山号にも海の字が付くのかな。海を養うって、漁師さんの気持ちがこもった山号だと思います。
 霊川寺と書いて、「れいせんじ」と読みます。
 三浦市の天然記念物に指定されていた「さいかちの樹」があった場所の近くです。残念ながら、さいかちの樹は現在は枯れてしまってありません。マメ科サイカチ属に属する落葉高木で、材は木材として、葉は食用に、豆果は民間薬、サヤは石鹸と、利用価値の高い植物です。
 三浦半島では、とても珍しい樹木です。植物図鑑のページを作っていますが、サイカチの樹は、まだ見たことがありません。
身近な植物図鑑:マメ科の植物

写真撮影:2008年10月04日

霊川寺

京急三崎口駅下車 徒歩25分
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霊川寺
霊川寺

 だいぶ小さ目な、本堂です。お寺なのか、ちょっと立派な個人の住宅なのか、見間違えてしまいそうなお寺です。
 正直なところ、入っても大丈夫なのかなって、内心ではドキドキしていました。
 新編相模国風土記稿では、海養山地蔵院と記されています。横須賀市津久井にある、法蔵院の末寺です。
三浦半島観光地図:横須賀市津久井・法蔵院

写真撮影:2008年10月04日

霊川寺

京急三崎口駅下車 徒歩25分
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霊川寺
霊川寺

 境内も狭いので、正面からは写真が撮れませんでした。この角度からの写真だけしか、撮影できませんでした。 開山は1625年(寛永2年)に没した、運心大徳という僧侶です。開基は村民の澤村吉左衛門です。
 このお寺を建てた由来については、元和年間(1615年〜1624年)の頃、凶作が続き、餓死してしまう者も多かったので、村人の澤村吉左衛門が運心大徳の弟子となり、餓死した村人の冥福を祈るため、この寺を建立したと記録されています。
 当時は地蔵菩薩を本尊としていましたが、のちに、阿弥陀如来を本尊としました。

写真撮影:2008年10月04日

いぼとり地蔵

京急三崎口駅下車 徒歩25分
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いぼとり地蔵
いぼとり地蔵

 霊川寺と言えば、いぼとり地蔵が有名です。この辺りでいぼとり地蔵を探すとなると、霊川寺になると思います。いぼとり地蔵はたくさんありますが、海岸近くの寺院ならではの風習が伝わっています。
 人々が無病息災を願って地蔵参りを行い、死者の霊を弔いました。そしていつしか、「いぼとり地蔵」と呼ばれるようになり、願掛けをするようになりました。
 線香の灰をイボに塗り、大願成就の暁には、貝殻を数珠繋ぎにしてお供えし、お礼参りを行いました。
 現在の地蔵堂は、澤村吉左衛門の子孫に当たる、澤村吉雄氏、澤村一雄氏の寄贈によって、改築されたものです。
三浦半島観光地図:三浦市南下浦町菊名・永楽寺
三浦半島観光地図:横須賀市大津町・砂坂地蔵尊
三浦半島観光地図:鎌倉市大町・上行寺

写真撮影:2008年10月04日

いぼとり地蔵

京急三崎口駅下車 徒歩25分
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いぼとり地蔵
いぼとり地蔵

 いぼとり地蔵と、霊川寺の由来が書かれた石版。
 いぼとり地蔵の名前にある通り、一生懸命、イボが取れるようにと願掛けをしましたが。イボの場所が場所なだけに、線香の灰を塗ることはできませんでした。
 だって、お尻なんだもーん。お寺の境内でおもむろにパンツを下し、尻に線香の灰を塗っていたら、間違いなく警察に通報されてしまいます!!
 ってことで、イボ痔が治るように願掛けはしましたが、線香の灰は塗りませんでした。
家庭の医学:内痔核・いぼ痔とは?

写真撮影:2008年10月04日

いぼとり地蔵

京急三崎口駅下車 徒歩25分
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いぼとり地蔵
いぼとり地蔵

 いぼとり地蔵の周りには、貝殻がいっぱい。特にタカラガイがたくさんありました。貝殻コレクターなので、海岸で貝殻を拾うよりも、いぼとり地蔵から貝殻を取っていった方が、効率的だなーなんて思いました。
 誘惑に負けて、貝盗り地蔵になってしまうところでした。
 いぼとり地蔵に願掛けをして、無事にイボが取れたら、お礼に貝殻を供えます。そのため、たくさんの貝殻が供えられています。もし、その貝殻を持ち帰ったら、イボをもらってしまうことになるかもしれません。
 貝殻をお供えするなんて、いかにも海岸に近いお寺の風習ですね。

写真撮影:2008年10月04日

石仏

京急三崎口駅下車 徒歩25分
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石仏
石仏

 4基の石仏が、霊川寺境内の隅に置かれていました。
 右側の2基は、地蔵のようです。左側の2基は、ニョロニョロと文字が書かれていましたが、何て書いてあるのか良くわかりませんでした。だって、本当にニョロニョロしてるんだもん。

写真撮影:2008年10月04日

庚申塔

京急三崎口駅下車 徒歩25分
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庚申塔
庚申塔

 とても気になったのが、一番右側に置かれていた地蔵尊。
 右手には、身長から考えるととても大きな錫杖を持っています。そのお姿も特徴的ですが、お顔も特徴的でした。
 写真を撮っていた時は、特徴的なお姿をした地蔵尊だと思っていたのですが。撮影した写真をじっくりと見てみたら、為庚申供養って文字が彫られていました。主尊は地蔵尊ですが、庚申塔だったようです。
 建てられたのは、1663年(寛文3年)です。三浦半島では、かなり古い庚申塔になると思います。
三浦半島観光地図:三浦市初声町三戸・庚申塔

写真撮影:2008年10月04日

念仏供養塔

京急三崎口駅下車 徒歩25分
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念仏供養塔
念仏供養塔

 ニョロニョロの石仏のひとつ。
 なんて書いてあるのか、何が書かれているのか、ニョロニョロとしていて良くわかんなかった。でも、ちゃんと調べてみたところ、「南無阿弥陀仏」と書かれていることがわかりました。ニョロニョロではなく、「南無阿弥陀仏」です!!
 この念仏供養塔の下の方に、「願海」って彫られてあります。願海上人っていう僧が書いた南無阿弥陀仏なんだと思います。でもなんか、願海って言葉は、意味のある言葉でもあるみたいです。願海上人は、横須賀市にゆかりのある浄土宗の僧侶です。
 もうひとつ、ニョロニョロの石塔があるのですが、そちらも「南無阿弥陀仏」と書かれてあります。徳本上人の文字に似ているのですが、ちゃんと調べていないので、良くわからないです。お花が供えられていて、文字が書かれている部分が隠れてしまい、確認できませんでした。徳本上人は、京都から江戸に下る途中、三戸にも立ち寄り、寺々を回って布教活動を行ったそうです。

写真撮影:2008年10月04日
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