相模湾に面するリアス式海岸の入江です。
名向崎と黒鯛込に挟まれ、奥行600m、幅150m〜200mです。
多くの磯があることから、諸磯と名付けられました。
かつて、ブリの漁場として知られていました。
現在は油壺湾と同様、ヨットの停泊地となっています。
湾奥に発達する海蝕崖があり、現在の海岸線よりも高い場所に穿孔貝の巣穴跡が数列あります。
穿孔貝は汀線近くに生息することから、その巣穴跡は過去の汀線であり、大地震によって土地が隆起した証拠になるものです。
昭和3年、諸磯隆起海岸として国にの天然記念物になりました。
現在、湾奥は埋め立てられ、住宅が建てられています。
三浦半島観光地図:三浦市三崎町小網代:油壺湾
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