そらいろネット > 三浦半島観光地図 > おまけ > 三浦半島の歴史1
豊かな自然、温暖な気候、良質な湧水などの飲料水に恵まれていた三浦半島。 そんな三浦半島に人が住み始めたのは、約2万数千年前からだと考えられています。
7世紀ごろになると、三浦半島にも律令体制の下に置かれました。三浦半島は、相模国御浦群となりました。 三浦半島が「三浦」ではなく、「御浦」と書いて「みうら」と呼ばれていました。『日本書紀』で、692年(持統天皇6年)5月に、三浦半島で朱烏の雛が捕らえられ、これを吉祥のしるしとして喜んだ天皇が、烏を捕らえた場所に「御」を赦して、「御浦」としました。そして、当時の税である「調」を3年間免除したと書かれています。
三浦一族が、いつから三浦半島に住みつくようになったのかは、わかっていません。 後三年の役を記した『奥州後三年記』には、三浦平太郎為次(為継・ためつぐ)の名があります。この時すでに、三浦半島に館を構えていたものと思われます。 為継の子、義継(よしつぐ)、さらに義明(よしあき)の代になると、三浦一族の力は三浦半島では不動のものとなっていました。 三浦半島の歴史:人物事典・三浦義明