史跡巡りに行ったときは、どこからどこまでが○○濠なのかとか、予備知識がまったくない状態で行ってきたので。二重橋濠の写真を、しっかりと撮影することができませんでした。皇居外苑を歩きながら撮影して回ったので、ちょっとだけ見える水面が二重橋濠になります。
二重橋濠は、本来の濠の名前がなんだったのか、気になりますね。二重橋濠の名前の由来は、江戸城の西の丸大手門に架かる橋が「二重橋」と呼ばれていたため、二重橋濠と呼ばれるようになりました。その二重橋、木造橋で橋桁が上下二段に架けられていたことから二重橋と呼ばれるようになりましたが、現在の二重橋は1964年(昭和39年)に造られた鉄製の橋になっています。
三浦半島観光地図:東京都千代田区千代田・二重橋
この写真ではわかりづらいのですが、二重橋濠の防衛機能はかなり強固な印象を受けます。多くの御濠は石垣によって囲まれていますが、二重橋濠の西の丸側は土塁が築かれています。さらにその上に、石垣が築かれています。防衛面を考えて作られたのか、石垣を造るための石が足りなくなって土塁にしたのかはわかりませんが。石垣よりも崩れやすい土塁が、今日までほぼ現状のまま残されていることを考えると、かなり強固に作られた土塁なのかもしれません。
江戸時代に造られた橋が二重橋になったのも、二重橋濠の水深が深く橋脚を建てることができなかったためと言われています。二重橋濠は防衛上、重要な拠点だったのかもしれない。 |
写真撮影:2008年04月06日 |
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