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瀬戸神社


瀬戸神社

京急金沢八景駅下車 徒歩4分
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瀬戸神社
瀬戸神社

 道路を挟んで琵琶島神社の方から撮影した、瀬戸神社。ちょっと傾いているように見えるのは、カメラマンの腕が悪いから(^^;)
 中世都市鎌倉の外港として栄えていた武蔵国六浦庄(現在の金沢区全域)における中心的な神社です。平潟湾と瀬戸入海をつなぐ潮流の速い海峡を望む地点に、古代から海の神としてまつられていたと推定されます。
 社伝によれば1180年(治承4年)、源頼朝が伊豆三島明神(三島市三嶋大社)を勧請したのが起源とされています。祭神は大山祇命(おおやまつみのみこと)です。
 鎌倉幕府以来、執権北条氏、鎌倉公方足利氏、小田原北条氏などといった歴代の権力者によって保護され、江戸時代に入っても百石の朱印地を徳川将軍家から与えられています。
 現在の社殿は、1800年(寛政12年)に建造され、1929年(昭和4年)、屋根を銅板に葺き変えられています。

写真撮影:2007年06月08日

瀬戸神社

京急金沢八景駅下車 徒歩4分
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瀬戸神社
瀬戸神社

 琵琶島神社から瀬戸神社まで、正面にありますが、実は意外と遠いのです。道路を渡るところが遠くてねー。
 鳥居をくぐって中にはいると、こんな感じになっています。右側に手水舎があります。
 瀬戸神社には多くの木造神像が残っています。どれも貴重な彫刻で、横浜市の有形文化財に指定されています。
 中世の神像群が計7体あり、八臂弁財天立像(はっぴべんざいてんりゅうぞう)のみ室町時代の作品で、他は南北朝時代の作品です。
 男神坐像(だんしんざぞう)3体は、ともに眉根(まゆね)を寄せ、眼を怒らせる忿怒(ふんぬ)の相で、写実的な表現性に富んでいます。2体は冠を戴き、狩衣(かりぎぬ)風の衣を着けていますが、1対は闕腋(けってき)の袍(ほう)と袴(はかま)を着けて笏(しゃく)を持ち、鼻下にヒゲを蓄えながら、頭髪は角髪(みずら)に結った童子形で、日本の神観念を考える上で興味深い姿をしています。

写真撮影:2007年06月08日

瀬戸神社

京急金沢八景駅下車 徒歩4分
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瀬戸神社
瀬戸神社

 それほど大きくはない社殿ですが、なかなか立派ですね。
 男神立像(だんしんりゅうぞう)1体は、髷(まげ)を結い、狩衣風の着衣に袴を着け、右足を踏み出して岩座上に立つ像です。
 女神坐像(じょしんざぞう)2体は、髪を中央で分けて後ろに垂らし、小袖(こそで)、袴、唐衣(からぎぬ)風の着衣に、懸守(かけまもり)を下げています。
 八臂弁財天立像1体は、もとは琵琶島弁天社に安置されていた像で、頭上に人面蛇身(じんめんじゃしん)の宇賀神(うがじん)を戴き、左手に宝珠(ほうじゅ)を持っています。

写真撮影:2007年06月08日

瀬戸神社

京急金沢八景駅下車 徒歩4分
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瀬戸神社
瀬戸神社

 たまたま扉が開いていたので、こっそりと撮影しちゃいました。とても立派な絵馬が懸けられていましたよー。
 他にも、さらに古い作風を示す破損像1体があります。一木造りで、像高は26.0cmです。
 ひとつの神社に中世の神像がまとまって蔵されている例は、神奈川県下はもとより、関東地方でも珍しいです。しかも神像はどれも傑作で、彫刻史上に占める意義は大きいといえます。

写真撮影:2007年06月08日

瀬戸神社

京急金沢八景駅下車 徒歩4分
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瀬戸神社
瀬戸神社

 社殿を横から見ると、意外と本格的な造りをしていました。
 鎌倉時代初めの勧請されたといわれる瀬戸神創建期のころの木造舞楽面が二面、残っています。国指定重要文化財になっている彫刻です。
 抜頭(ばとう)は、頭が小さく鼻先が丸いという類例のない形式で、裏面には1219年(健保7年)の銘があります。しかしこの銘には疑問が持たれていますが、作風からこの時代の作に間違いないと認められています。
 陸王は頭上の竜が身を低く構える形式の面で、鶴岡八幡宮の陸王面と大きさ、形がほぼ同じであることから、同作と推定されています。
三浦半島観光地図:鎌倉市雪ノ下・鶴岡八幡宮
 鎌倉時代の舞楽面は、地方では非常に珍しく、関東における本格的な舞楽面として貴重な資料となっています。

写真撮影:2007年06月08日

瀬戸神社

京急金沢八景駅下車 徒歩4分
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瀬戸神社
瀬戸神社

 読めないんだよなー(TωT)
 拝殿の両脇壇に安置されている坐像は、木造守門神坐像として横浜市の有形文化財にしていされている彫刻です。向かって右側には阿形像、向かって左側には吽形像が配されています。
 南北朝時代か鎌倉時代末期に造られたものと推定されます。阿形は像高117.5cm、吽形は像高121.8cmあります。
 檜材を用いた寄木造りの像で、顔は斜め内側に向けて眼をいからせ、内寄りの脚を踏み下げて牀座の上に座っています。頭にはおいかけ(冠の左右に付ける飾り)をつけた巾子冠を被り、狩衣を着け、指貫をはき、股下にまでたっする沓をはいています。いずれも太刀をおび、やなぐい(矢を入れる道具)を背負った、武官の服装をした一対の守門神像です。
 木造は、数少ない守門神の古像として、その造立が鎌倉時代末期までさかのぼることも考えられる貴重な遺品です。

写真撮影:2007年06月08日

瀬戸神社

京急金沢八景駅下車 徒歩4分
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瀬戸神社
瀬戸神社

 石碑ですが、なんて書いてあるのかな?
 瀬戸神社で執り行なわれる湯立神楽(ゆだてかぐら)は、横浜市の無形民俗文化財に指定されています。毎年、7月上旬の火曜日に行われます。
 湯立神楽は、境内の斎庭(ゆにわ)に大釜を据えて、浄火(じょうか)を焚いて熱湯をたぎらせ、竹の幣串を持ってその湯をかき回す時、立ち止まる湯花によって神占とします。また、笹の葉を浸して湯を参詣者らの頭上に振りそそいでお祓いとする行事です。
 湯花神楽(ゆばなかぐら)、鎌倉神楽(かまくらかぐら)とも呼ばれ、東京湾から相模湾沿岸の漁村に広く伝わり、大正年間までは神奈川県内の内陸部でも盛んに行われていました。

写真撮影:2007年06月08日

御社

京急金沢八景駅下車 徒歩4分
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御社
御社

 色々な神様が合祀されているみたいです。
 御社の形が少し変わっていますね。1つの御社に、2つの神様が祭られているのかな?石像が祭られていた御社もありました。
 現在、横浜市内などで行われる湯立神楽は、鶴岡八幡宮の旧職掌(しきしょう)が司宰するものが多く、格調が高いものとなっています。
 瀬戸神社で奉奏される湯立神楽は、@打囃(うちばやし)、A初能(ほのう)、B御祓(おはらい)、C祝詞(のりと)、D御幣招(ごへいまねき)、E掻湯(かきゆ)、F射祓(いはらい)、G御湯(おゆ)、H湯坐(ゆぐら)、I剣舞(けんまい)の十座です。
 この様子は、境内の斎庭に湯立のために山を設け、4本の青竹を四方に立て、中央に高い青竹一本を立て、その頭上に五色の幣も垂らした天蓋(てんがい)を作るなどして、山の中央に釜を据えて湯をたぎらせて行われます。

写真撮影:2007年06月08日

お稲荷様

京急金沢八景駅下車 徒歩4分
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お稲荷様
お稲荷様

 掘られた穴の中には、お稲荷様が祭られているみたいです。
 瀬戸神社の後背地の、瀬戸神社社叢林は横浜市の天然記念物に指定されています。
 スダジイ、クスノキなどが優占した照葉樹林が、住宅地、都市域の中に、典型的な社叢林として残されています。
 特に急斜面に囲まれている社殿の裏は、タブノキ、クスノキ、シロダモなどの常緑広葉樹が下部に密生しています。また、尾根状地には、スダジイが優占し、谷部にはケヤキの高木が酸生しています。
 樹高は10m〜15mで、樹齢は古いものでは100年以上と推定されます。
 この社叢林は、かつての横浜市の海岸沿いの自然林の面影を残しており、貴重な存在となっています。

写真撮影:2007年06月08日

カヤ

京急金沢八景駅下車 徒歩4分
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カヤ
カヤ

 大きくて立派な木、カヤの巨木です。こういった大きな木を見ると、ついつい口を開けて上を眺めてしまいますね。うーん、それにしても立派な木ですねー。
 横浜市が名木古木指定をしているカヤの木です。樹高は約26.1m、周囲は172cmになります。
 カヤノキ、ホンガヤとも呼ばれ、宮城県以南、四国、九州、朝鮮半島に分布する山地に生える常緑針葉高木です。関東地方では、山地、屋敷林、社寺林などでも伐採・剪定が行われ、あまり大きなカヤは存在しません。
 瀬戸神社のカヤノキは、大きさ、樹形、生育状況から見ても、横浜市内はもとより関東地方でもめずらしいほど成育したカヤです。人間の文化生活に長い間利用されてきた中で、数少ない老大木として貴重な存在です。
 実は、我が家のベランダでもカヤの木を育てているんですよ。こんな立派な巨木に育ってくれるといいんだけどなー。今のところ、ビニールポットで育てている小さな苗です(^^;)
ベランダ園芸:カヤを育てる

写真撮影:2007年06月08日

蛇混柏

京急金沢八景駅下車 徒歩4分
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蛇混柏
蛇混柏

 境内の隅っこに横たえられた大きな木。もちろん枯れています。ゴミかなとか思ったんですが・・・(^^;)
 ところが、ゴミなんかじゃなかったよー!!失礼しました!!蛇混柏っていって、「じゃびゃくしん」と読むんだってー!
 1486年(文明18年)、萬里和尚の詩に「六浦廟前有古柏曲繁」と記されています。この時代から生えていたようです。
 1680年(延宝8年)8月6日、大風によって転倒した後も、腐ることなく残っています。木材の一部は、本殿内陣の扉材として使用されています。
 新編鎌倉志、江戸名所図絵などにも「蛇混柏」と記された銘木で、金沢八木のひとつです。

写真撮影:2007年06月08日

スタンプ

京急金沢八景駅下車 徒歩4分
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スタンプ
スタンプ

 瀬戸神社のスタンプです。まさかスタンプが置いてあるとは思わなかったんですが、スタンプ帳を持ち歩いていて良かったです(^ω^)
 昔の瀬戸神社の様子を描いたスタンプのようです。もうちょっと綺麗に押したかったなー。
三浦半島観光地図:横浜市金沢区瀬戸・琵琶島神社
三浦半島観光地図:横浜市金沢区瀬戸・平潟湾
三浦半島の歴史:鎌倉市雪ノ下・鶴岡八幡宮

写真撮影:2007年06月08日
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