食用として栽培される中近東地方原産の一年草〜越年草の野菜。
茎は高さ約1mになります。先端は巻きひげ状となります。
冷涼な気候を好み、耐寒性はありますが、連作には適していません。
さやが柔らかい品種の未熟な果実をサヤエンドウといいます。さやの固い品種の成熟した種子はムキエンドウといい、煮豆、味噌、醤油の原料となります。未熟な緑色の種子はグリンピースの原料となります。豆が大きく成長してもさやが柔らかい種子はスナップエンドウといいます。また、若い茎はは中国野菜の豆菜といいます。茎、葉も緑肥、飼料として利用されます。
古代オリエント地方や、地中海沿岸地方で、麦作の発展とともに栽培されるようになりました。日本には9世紀〜10世紀に渡来しました。麦類の間に雑草として生えていた雑草でしたが、果実を食用にしたり、根粒菌による土壌改良の効果があり、栽培植物として品種改良が進められました。
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