ライ症候群に対する特異的な治療法はありません。入院しながら、全身管理を行います。
ブドウ糖液を点滴で投与しながら、急性脳症に対する脳浮腫対策が中心になります。輸液制限、マンニトール点滴を行います。抗けいれん薬も使用します。
高アンモニア血症にはラクツロース(モニラック)、凝固障害にはビタミンKや新鮮凍結血漿、低血糖にはブドウ糖捕液で治療します。
肝臓や腎臓の機能異常に対する治療も必要になります。
脂肪酸の代謝異常に対しては、L-カルニチンが投与されることがありますが、発症早期でないと効果は低いとされています。 |