肝臓、胆嚢、膵臓はそれぞれ異なった臓器で、役割も異なります。ですが、繋がりになっていて、病気もこの3つの臓器が関連して生じることがあります。
肝臓は約1200gの大きな臓器で「沈黙の臓器」とも呼ばれ、症状が現れにくい特徴があります。肝臓病はここ10年で原因の解明が進み、治療法も大きく様変わりしました。
肝ガンの90%以上が肝炎ウイルスによって引き起こされることがわかりました。その肝炎ウイルスの種類も、次第に明らかになってきました。
胆嚢、膵臓は、腹部の深部にあったり、管腔臓器であるため、診断が困難でした。近年では超音波、CT検査の機器の進歩により、診断は大きく進歩しました。
もっとも代表的な病気は胆石症で、内科的・外科的治療が大きく進歩し、おなかを開けない治療法も選択できるようになりました。注意すべき病気は、胆嚢ガンや膵ガンで、特に膵ガンは治療が極めて難しく、予後も良くありません。 |