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制度の利用 |
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口唇裂、口蓋裂の治療費については、「美容的な治療」として高額な医療費が請求される医療機関も存在するので、注意が必要です。
治療を受ける施設が育成医療、更正医療などの指定を受けていないと、制度による口唇口蓋裂の治療費の減免は受けられないので、治療を受ける前に問い合わせるようにしましょう。 |
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一般的な手術費用 |
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口唇口蓋裂の治療を受ける場合、口唇裂や口蓋裂などの初回手術が行われる時期は、一般的に乳児医療が適用されます。
口唇裂の初回手術は、平均で約85万円です。入院日数などによって変動があるため、事前に各施設に問い合わせるのが賢明です。
口蓋裂の初回手術は、平均で約83万円でが、やはり入院日数などによって変動します。 |
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育成医療制度など |
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治療費総額を元に、乳児医療費、または通常の健康保険の種類によって、自己負担分に応じて額が決定されます。
口唇裂、口蓋裂の場合、乳児医療の時期を過ぎても18歳までは育成医療制度が適用されます。この制度は、都道府県によって運用が異なります。また、市町村によっては入院見舞金などが支給されるところもあります。 |
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矯正歯科治療費など |
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矯正歯科治療などでは、外来通院のため1ヶ月の自己負担額の差が治療費総額に大きく影響します。
同様に顎裂部腸骨移植術(がくれつぶちょうこついしょくじゅつ)は一般的に約70万円、口唇再形成移植は一般的に約70万円かかります。しかしあくまでも目安であるため、治療内容、入院期間によって大幅に異なるので、事前に概算額を病因に問い合わせると良いでしょう。 |