|
治療法の選択
|
|
今後の自分の一生を左右することもある疾患なので、早期に病気を診断し、正確に病状を把握することが必要です。
椎体のみの損傷で、脊髄神経への圧迫がみられないときは、経過観察をしながら保存的治療を行うこともあります。
|
|
手術
|
|
脊柱がズレていたり、脊柱自体が不安定であったり、明らかな骨傷がある場合や、脊柱管が狭い場合、手術的治療が基本になります。
完全に脊髄が損傷されてしまい、障害部位から下の知覚、運動機能が完全に消失してしまっている状態では、手術的治療を行っても機能が戻ることはほとんどありません。
|
|
手術方法
|
|
手術は、脊髄神経への圧迫を取り除き、また脊柱を正しい位置に戻して安定化を図るために、骨移植を行ったり金属を挿入して、脊柱を固定する方法が多いです。
|
|
症状によって異なる手術結果
|
|
障害部位から下に一部でも機能が残っている場合、早期に手術的治療を受けることで、機能が回復することがあります。
|
|
術後とリハビリテーション
|
|
一度麻痺してしまった神経の回復には、非常に時間がかかります。場合によっては回復しないこともあるので、リハビリテーションが必要になります。
排尿障害がある場合には、尿路感染、腎臓結石を起こしやすいため、無菌的な膀胱洗浄が必要になります。便秘に関しては、定期的に下剤や浣腸などが必要になります。
|