カブトムシの成虫

[和名・種類]

カブトムシ

[学名]

Trypoxylus dichotomus

[英名]

Japanese rhinoceros beetle

[名前の由来]

甲虫、兜虫。大きな角のある頭部が兜のように見えるため。

[分布]

本州以南

[科名]

甲虫目コガネムシ科

[体色]

濃黒褐色

[時期]

６月・７月・８月

[特徴・生態]

　クヌギやコナラなどの生える森や林に生息するコガネムシの仲間。
　体長は、30mm〜55mmになります。オスの角は、木の上で他のオスと出会った際に喧嘩をする時に使います。角を相手の腹の下に入れてすくい上げ、投げ飛ばします。角は体の一部分が発達してできたもので、食べ物や育った環境によって大きさが変化します。メスには角はありません。
　幼虫はイモムシ形をしています。堆肥などの中で腐葉土や、腐食の進んだ朽ち木などを食べます。
　幼虫で越冬します。
　成虫はクヌギ、コナラの樹液、腐った果実などを食べます。喧嘩に勝ったオスが良い餌場を確保し、メスと交尾することができます。
　生活型は卵→幼虫→さなぎ→成虫の完全変態を行います。卵は約10日でかえり、1ヶ月ほどで終齢幼虫となります。翌年の春から再び活動を始め、7月ごろに長円形の部屋を作って、その中でさなぎになります。さなぎになってから約20日で成虫になります。

[観察・感想]

　この写真のカブトムシは、ツノがないからメスのカブトムシかな？日本のカブトムシだと思うけど、外国産のカブトムシも含めると物凄い数の種類になるからなー。たぶん日本のカブトムシだと思います。
　最近は飼育するための器具なども手軽に手に入るため、カブトムシを繁殖させることもできるみたいです。白い卵を昆虫マットの中に産み付けるので、それを１コずつ別々の容器に入れて育てるみたいです。ボクはそこまで本格的に育てたことはないんですが、子供でも「去年のカブトムシが幼虫になったよー」とか言ってくれるので、大切に育てているんだなーと感心したりしています。
　かなり熱心に飼育しないと、繁殖させたり、羽化させたりってのはできないんじゃないかなって思っていたんだけど。カブトムシって飼育しやすい昆虫みたいです。

[写真撮影]

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