樹林の周辺などに生息する大型のタテハチョウの仲間。
前翅長は60mm〜75mmになります。日本のチョウの最大種になります。白色の地色に黒色の斑が散布されています。雌雄の斑紋・翅形にはほとんど差はありません。
幼虫は、黒色で複数の突起を持った芋虫です。
越冬形態は、成虫です。
幼虫の食草は、キョウチクトウ科のホウライカガミ、ガガイモ科のホウライイケマです。
生活型は、卵→幼虫→さなぎ→成虫の、完全変態を行います。多化性で、八重山諸島ではほぼ一年中、見かけることができます。さなぎは、金属光沢を持ちます。
飛翔は非常に緩やかです。活動時間以外は、比較的暗い樹林内の枝先などに静止していることが多いです。日本では、2亜種に区分されますが、国外産を含めた変異は十分に研究されていません。近似種は日本には存在しません。
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