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セイヨウタンポポ


セイヨウタンポポ

[和名・種類]

セイヨウタンポポ

[学名]

Taraxacum officinale

[英名]

Dandelion

[名前の由来]

西洋蒲公英。西洋から渡来したタンポポのこと。

[分布]

日本各地

[科名]

キク科タンポポ属

[花色]

鮮黄色(花後の果実・総苞:緑色に掲載)

[花期]

3月4月5月6月7月8月9月10月

[特徴・解説]

 道端、空き地、荒れ地などに生えるヨーロッパ原産の多年草。もっともよく見かけるタンポポです。
 花茎は高さ10cm〜30cmになります。
 先にカントウタンポポよりもやや大きな径3.5cm〜5cmの黄色の頭花をつけます。舌状花の数もカントウタンポポより多くなります。総苞外片の先端は薄く、角状小突起がなく、強く反り返ります。
 葉は羽状に深く切れ込む狭楕円形で、裂け方は変化に富みます。基部は狭まります。
 果実はそう果で、灰褐色です。冠毛を持ちます。
 明治時代に渡来し、札幌農学校創立ごろ、野菜として栽培されていたものが野生化しました。世界の温帯に広く野生化しています。帰化植物のセイヨウタンポポ、アカミタンポポが日本各地の都市部を中心に分布域を広げ、日本在来種のカントウタンポポなどが次第に駆逐されています。セイヨウタンポポは単為生殖、開花期の長さ、乾燥に強い、踏みつけに強い、アルカリ性・チッソ土壌に適しているなどの理由によるようです。タンポポ戦争と呼ばれています。

[観察・感想]

 セイヨウタンポポの花後、花がしぼんだ後の写真です。
 なぜかわざわざ、花が咲き終わった後の写真を撮影してみました。花の写真や、綿毛の写真はすでに公開しているので、花後の様子です。タンポポの仲間は、花が咲き終わった後に花柄を伸ばすので、こうした花がしぼんだ後のタンポポは目立つんじゃないかなー。人目にも付きやすく、馴染みがあるのではないでしょうか。
 セイヨウタンポポとカントウタンポポの見分けは、花が咲き終わった後の方がわかりやすいかもしれないですね。でも、アカミタンポポっていう種類のタンポポもあるんですよ。セイヨウタンポポとアカミタンポポの見分けはとても難しくて、綿毛の中の種子の色を確認しないとわからないんです。アカミタンポポは、まだ見付けられずにいます。
 タンポポは難しいです。類似品にご注意くださいってやつでしょうか。

[写真撮影]

2008年04月26日

セイヨウタンポポの綿毛
セイヨウタンポポ
セイヨウタンポポの花
セイヨウタンポポ
セイヨウタンポポの花
セイヨウタンポポ
セイヨウタンポポの花
セイヨウタンポポ
セイヨウタンポポの花
セイヨウタンポポ
セイヨウタンポポの綿毛
セイヨウタンポポ
セイヨウタンポポの果実
セイヨウタンポポ
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