[和名・種類] |
ケキツネノボタン |
[学名] |
Ranunculus cantoniensis |
[英名] |
- |
[名前の由来] |
毛狐の牡丹。毛のあるキツネノボタンのこと。 |
[分布] |
本州〜沖縄 |
[科名] |
キンポウゲ科キンポウゲ属 |
[花色] |
黄色(果実:緑色に掲載) |
[花期] |
4月・5月・6月・7月 |
[特徴・解説] |
田のあぜ、湿地などに生える多年草。
茎はまばらに分枝し、高さ40cm〜60cmになります。全体に開出毛が多く生えています。
枝先に径約1.2cmの黄色い光沢のある5弁花をつけます。
葉は3出複葉で、小葉はさらに3裂し、鋭い鋸歯があります。
果実はそう果が球形に集まった、径約1cmの集合果です。そう果は扁平で、先端の花柱の部分はほとんど曲がりません。
有毒植物です。ケキツネノボタンとキツネノボタンは葉が3出複葉で、そう果が扁平な点がウマノアシガタやヒキノカサと異なります。ケキツネノボタンは全体に開出毛が多く、小葉の幅が狭く、鋸歯が鋭くとがることなどでキツネノボタンと見分けます。 |
[レポート] |
ケキツネノボタンの果実の写真。
ケキツネノボタン、キツネノボタン、ウマノアシガタなどは、とても良く似ているので見分けるのが難しいです。ウマノアシガタは、まだ実物を見たことがないので、見付けても正しく見分けることができるかどうか・・・。ほんの小さな部分を確認して種類を見分けなくちゃいけないので、正確に見分けるのはなかなか難しいです。
特にキツネノボタンの仲間は、かぶれることがあるので、あまり触りたくないんですよねー。写真を撮るために茎の部分を抑えて、その後にトイレに行ってかぶれたりしたら・・・。そりゃー、もう、目も当てられないほど悲惨な状況になってしまいます。だから、かぶれる可能性のある植物は、見付けてもあまり積極的に写真を撮ろうって思わないんですよねー。
有毒植物ですが、この毒成分が薬として利用されることもあるみたいです。皮膚に植物の汁が付くとかぶれるし、食べるとお腹を壊すけど、薬として効果があるかどうかは証明されていないらしいです。漢方薬では使われてるのかもしれないですね。 |
[写真撮影] |
2008年04月26日 |
[関連ページ] |
|