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 キキョウソウ
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キキョウソウ

[和名・種類] キキョウソウ
[学名] Specularia perfoliata
[英名] Venus' looking glass
[名前の由来] 桔梗草。花がキキョウに似ていることから。
別名、ダンダンギキョウ。
[分布] 日本各地
[科名] キキョウ科キキョウソウ属
[花色] 紫色
[花期] 5月6月7月
[特徴・解説]  日当たりの良い乾いたところに生える、北アメリカ原産の一年草。
 茎は単生、または基部で分枝し、高さは30cm〜80cmになります。茎は細く、稜があり、稜の上にはまばらに開出毛が生えます。
 葉は互生し、長さ1.5cmの円形、または卵形で、基部は浅い心形です。柄はなく、葉の基部は茎を抱きます。
 花は葉腋に1個〜3個つきます。はじめは花弁のない閉鎖花だけですが、のちに上部に普通の花をつ、下から上へと咲き上がります。花冠は紫色で、直径は1.5cm〜1.8cmです。雄しべは5個で、花柱の先端は3裂します。閉鎖花は自家受粉で結実します。開放花は雄性先熟で、自家受粉を防ぎ、他花と遺伝子を交換した子孫を作ります。
 果実はさく果です。長さ約6mmです。先端に萼片が残り、閉鎖花では3個、開放花では5個です。熟すと横に3個の穴があき、穴を覆っていた子房の側壁が反り返って巻き上がり、小さな種子がこぼれ落ちます。
 日本各地に帰化していますが、数はそれほど多くありません。
[レポート]  キキョウソウの花の写真です。
 キキョウソウの花なんですが、花だけを大きく写真にすると、キキョウとあんまり変わらないですね。写真だけで見分けるのが、ちょっと難しいんじゃないかなっていくらい、似たような写真になってしまいます。同じキキョウ科の植物なので、花の形が似通っているのは当然ではありますが・・・
 キキョウソウとヒナギキョウも、花だけ見れば、良く似ているし。キキョウソウって、ハナヤエムグラにもちょっと似てたりするんだよなー。
 見かける時は頻繁に見かけるのですが、見かけない時はほとんど見付からない、不思議な植物です。外来種で日本各地に帰化していますが、日本の生態系に完全に入り込んでいるわけじゃないのかもしれないです。ちょっとした環境の変化で、激しく増減するのかもしれません。見かける年に波があるのは、外来種では良くあるパターンではあります。天気や気候、気温などが関係しているのか、昆虫が関係しているのか。人為的な除草作業などが影響を与えるのか、詳しいことは良くわからないけど。
 綺麗な花だし、キキョウは好きな植物なので、見付けると嬉しい植物のひとつです。
[写真撮影] 2008年06月27日
[関連ページ]
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