畑地、土手、畦などに生える、中国西部原産の多年草。
鱗茎は小さく、長卵形で、シュロ状の毛に包まれています。鱗茎の下には短い根茎があります。多数に株分かれして葉を伸ばします。
葉の間から、30cm〜40cmほどの花茎を伸ばします。花は半球形の散形花序で、白色の小花を20個〜40個つけます。花弁は3枚で、苞が3枚あり、6弁花のように見えます。花被片は長さ5mm〜6mmの狭長楕円形で、先端は尖ります。雄しべは6本あります。
葉の長さは20cm〜30cmで束生すします。線形で扁平です。
果実は扁球形の刮ハで、熟すると割れて黒色の小さな種子を散布します。
全体に、特有の臭気があります。葉は野菜として食用に栽培されます。株分け、実生で増やすことができます。 |