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 セリの花

セリの花

[和名・種類] セリ
[学名] Oenanthe javanica
[英名] Water dropwort
[名前の由来] 芹。群生して成長する様子が、競り合っているように見えることから。
[分布] 北海道〜沖縄
[科名] セリ科セリ属
[花色] 白色
[花期] 7月8月
[特徴・解説]  水田、溝、湿地、小川などに群生する多年草。東南アジア、インド、オーストラリアなどにも広く分布しています。
 茎は3稜〜4稜あり、基部の節からしばしば発根します。斜上し、高さ20cm〜50cmになります。全体に毛はありません。白くてやや太い匐枝をのばし、秋に節から新苗を出します。
 枝先に複散形花序を出し、白色の小さな5弁花を5個〜20個つけます。花弁はつぼみの状態ですでに背側に強く折り畳まれ、開花後に花弁が開いても同じ状態になります。萼片は長三角形です。
 葉は互生し、1回〜2回3出羽状複葉です。小葉は卵形で、縁に粗い鋸歯があります。質は柔らかいです。
 果実は、長さ約3mmの楕円形です。表面は平滑で、隆起線はコルク質で、すべて太くて低いです。
 春の七草のひとつです。若葉を食用にします。良い香りと歯ごたえが多くの人に好まれ、代表的な山菜といえます。花の咲く頃には、あく強く硬くなって食べられません。
[レポート]  セリの花が咲いていました。
 セリの花は真っ白なので、写真撮影が難しいです。やや暗い設定にして撮影してみたんですが、全体的に暗い写真になっちゃいますね。白色の花と、黄色の花って、綺麗に撮影するのが難しいです。色数がもっと豊富にあればいいのになー。
 水辺に生えていたセリです。花の咲く時期になると、山菜としては食べられなくなっちゃいますね。出てきたばかりの、若い葉じゃないと。セリを採っている人は良く見かけるんですが、店で買うのと、野生のセリとでは、味が全然違うって言っていました。特に香りが全然違うので、野生の物の方が美味しいって言っていました。
 ハサミで取っている人もいるし、手で取っている人、草刈り鎌で取っている人もいるけど、たまに包丁で取ってる人なんかもいるんだよね。屋外で包丁を持った人に出会うと、かなりドキッとします(^^ゞ
 セリに良く似た植物で、ドクゼリっていう毒草があります。セリを採っている人がいる場所では見たことがないんだけど。ドクゼリの写真も、撮ってみたいんだよなー。山菜採りをしている人が、ドクゼリを見付けると引き抜いちゃうのかもしれないです。
[写真撮影] 2008年07月30日
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