山野、林縁、野原などに、普通に生える多年草。東アジアにも分布しています。
高さ1m〜2mになります。茎には縮れた毛があって、ざらついています。
上部の枝先に多数の頭花をつけます。頭花は散房状につき、少数の筒状花からなります。花冠の先は浅く5裂し、花柱の先が分枝して長く伸び出します。筒状花は白色ですが、まれに紫色を帯びるものもあります。
葉は対生し、長さ0.3cm〜2cmの短柄があり、長さ10cm〜18cmの卵状長楕円形です。先端は短く尖ります。質は薄く、縁に鋭い鋸歯があります。両面に縮れた短い毛がまばらに生え、裏面には腺点があります。葉には、艶も、香気もありません。ジェミニウィルス病で、葉に黄色の斑点があらわれることもあります。
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