道端や空き地、造成地、住宅地などに普通に生える、北アメリカ原産の多年草。
茎は赤みを帯びて粗大で、高さは1m〜2mになります。根は肉質で太くなります。
総状花序を斜上して出し、径約5mmの花をつけます。わずかに紅色を帯びた白色で、花弁状の萼が普通は5個あります。萼片は果期まで残ります。子房は緑色のカボチャ状をしています。
葉は長さ10cm〜30cmの長楕円形で、先はとがります。秋になると紅葉します。
果実は直径約8mmの偏球形の液果です。熟すと黒紫色になり、果期には花序は垂れ下がります。
有毒植物のため、食用にはなりません。果実の果汁は染料になります。明治時代のはじめに渡来して栽培されました。現在では雑草化しています。
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