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一次性と二次性 |
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一次性低体温と、二次性低体温とに分類することができます。
高齢者や幼児では、寒冷にさらされただけで低体温に陥ることがあります。 |
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一次性低体温 |
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一次性低体温は、冬山での遭難など全身性の寒冷曝露や、海難事故などの冷水曝露が原因で起こります。 |
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二次性低体温 |
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二次性低体温の背景には、飲酒、睡眠薬や向精神薬などの薬剤の服用、甲状腺機能低下症、下垂体機能低下症、糖尿病、低血糖、精神疾患などの基礎疾患の存在があります。
これらの背景要因があって、寒冷にさらされた時に二次性低体温が発生します。 |
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低体温症の予後 |
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低体温の予後を悪化させる因子には、高齢、基礎疾患の存在、長時間の寒冷曝露、経過中の心停止、低酸素血症、低血圧、意識障害、高カリウム血症などがあります。 |