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手術で腫瘍を取り除く |
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クッシング症候群の原因となっている下垂体腫瘍、または副腎腫瘍を手術によって取り除きます。下垂体腫瘍の手術では、鼻の奥から手術を行うハーディーの手術が可能となりました。
正常な副腎の働きが回復するまでにはかなりの時間が必要なため、手術のあと、数週間〜数ヶ月間にわたって、副腎皮質ホルモン薬を補充する必要があります。
下垂体腫瘍が原因のクッシング病の場合、腫瘍を完全に取り除けないことがあります。この場合には、下垂体に対して放射線療法を行います。 |
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補助的に薬物療法 |
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薬物による治療は、現在はまだ有効な治療法はありません。補助的な治療として用いられています。 |
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異所性ACTH症候群の治療 |
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異所性ACTH症候群の場合、原因となっている腫瘍の治療を行います。 |
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ステロイド薬が原因の場合 |
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ステロイド薬の服用が原因の場合は、可能なかぎり投与量を減らします。最終的に中止できれば、症状はおさまります。 |